ISO14001取得のメリット

ISOとは何か

 

 

近年では、様々な工業製品が大量に生産されており、国際的な貿易も盛んに行なわれるようになっています。そこで必要となってきたものが、各国によって製造された製品の互換性です。

 

 

世界的な製品規格といっても良いかもしれません。ISOは、この国際的な標準規格を制定するための民間の機関であり、1947年に組織化されています。

 

 

ISOとは「International Organization for Standardization」を略したものであり、日本語にすると国際標準化機構となります。このISOの加盟国は、現在およそ120ヶ国ほどあり、その本部はスイスのジュネーブに存在します。

 

 

ISOの規格には2種類のものがあります。ひとつはソフトに対する規格であり、いわば品質保証システムのようなものです。そしてもうひとつは、製品に対するハード面の規格です。

 

 

ISOの加盟国は、国内で規格を制定する場合、すでにISOの国際規格が存在している時には、その国際規格に準ずることなっています。ISOに加盟できるのは、各国から1つの標準化機関だけとなっています。

 

 

日本の場合は、1952年に「日本工業標準調査会」がISOに加盟しています。この「日本工業標準調査会」とは、JIS(日本工業規格)マークの表示に関する業務を行っている機関です。

 

 

日本は、世界的な工業国のひとつであると認められていることから、「日本工業標準調査会」にはISO理事会の永久構成員の地位が与えられています。