ISO14001の取得
実際にISO14001を取得するためには、先ずISO14001のルールに則り、自分たちがどのようにルールを守りながら環境保全活動を進めていくのかを、マニュアルや手順書といった文書の形にしていきます。
それらのシステムがとりあえず出来上がったら、実際にそれに従って仕事を進めていきます。そして、そのシステムをある程度実践し、実績ができたところでセルフチェックを行います。そこで、自分たちでそのシステムがしっかりと動いているかをチェックし、上手くいっていないところがあれば改善していきます。
そして、実際に審査を受けることになります。ISO14001では、審査が2回にわたって行なわれます。1回目の審査では、その企業で作成されたマニュアルや手順書が、ISO14001が要求している事項を十分に満たしているかどうかがチェックされることになります。
実際にはISOの審査員がその企業を訪問し、色々な質問をしてくることになります。そして、次回の審査を受ける場合にまだ十分でないところが指摘されます。2回目の審査では、1回目の審査内容を踏まえた上で、その企業の社員たちが実際にそのマニュアルや手順書で定めたルール通りに仕事をしているのかどうかということをメインとして審査が行われることになります。
そして、特に問題がなく、システムがある程度しっかりと動いていることが確認されれば、ISO14001を取得することが出来るようになります。